ABOUT One-o-Five
足立区で生まれたファクトリーブランド。
リーバイス501を使用したデニムパンツのリメイクをメインにパンツやジャケット、小物などの商品を展開。 ファクトリーである
ヤマサワプレスの技術を忘れた洗浄や補修を施す新たな価値あるものブランドの名前の由来は501を思い出してワンオーファイブ。501を蘇らせるという意味を込めたブランドです。
ちょっと長くなりますが、こちらのインタビュー記事をご覧いただけますと、私たちのことがよくわかります。
株式会社ヤマサワプレス代表取締役 山澤亮治〈インタビュー〉
大量の廃棄デニムをリメーク。
オリジナルブランドとして蘇える挑戦
アイロン職人の父と20歳の時の企業
――まずヤマサワニュースについて教えてください。
ヤマサワプレスは僕が20歳の時に、父と一緒に設立した会社です。フリーランスでアイロン職人をやっていた父親に覚悟して、始めました。
はじめって話をすると、僕は中学の時からサーフィンをやっていて、高校を卒業するタイミングで、親に認めてもらって2年間サーフ旅行をさせてもらったことになったんです。アメリカ西海岸の文化に触れる中で、古着やデニムといったファッションがどんどん好きになっています当時(1990年代)は、ちょっと渋カジ、アメカジが流行った時で、そういう環境もあって、アパレルにとても興味があるようになったんです。は会社を立ち上げることを考えて、「アイロンプレスの会社を一緒にやらないか」と承知しました。
アメリカで出合った廃棄デニムの山
――アイロンプレスの会社が順調に進んでいく中で、いかに古着の事業を始めようかと思ったのですか。
背景としては、長らく続くアパレル業界の知見があります。
メーカーの大量生産のロット数がどんどん減っていき、業界全体が寂しい状況になっていく中であって、うちの業績は伸び悩んでいますが、その伸びの勢いも止まりました。 1つ柱となるような事業が作れるかなと考えた時に、最初に思いついたのが、サーフィンで興味を持った古着だったわけです。フリーマーケット(ローズボウル・フリーマーケット)へ行きました。
ローズボール・フリーマーケットには、20代の頃から何回も遊びに行っていたんだけど、仕事として行くのはこれが初めてでした。お話すると、「リーバイス」501(リーバイの代表作)がうず高く山あんなに積まれた画像を見せてくれたんです。 あれは股が痛んでいたり、汚れがひどいとかで、全世界どこの古着屋でも受け取ってもらえず、廃棄される運命にあるものでした。うちとしては、普通に古着を買うよりも安く買えるので、思い切って買うことにしました。
まずは10t仕入れて、追加で10t、合計で20tの廃棄デニムを仕入れました。 ただ、仮にそれが501じゃなかったら、買わなかったと思います。 ずっと変わらないモデルである501だからこそ、惹かれるところがありました。
次々な汚れ、臭いとの戦い
――20tというのはなかなかの効果ですね。 そこからデニムのアップサイクルを事業として始めていくことになるわけですが、道のりに乗るまでにはご苦労があったのでは。
とりあえず大変だったのが、その汚れと臭いでした。 ほこりがべっとりくっ付いているようなものもあって、臭いがすごかった。ですので、いつも通り洗濯機に入れて、市販の業務用の洗剤で洗ったんですが、全く落ちませんでした。これがまずいと思い、対応策の研究を始めました。クリーニングに詳しい友達に相談して、洗剤の調合、分量や手法をいろいろ試して、1年大体なんとかなるデニムの汚れと臭いを落とせるようになりました。
それから、きれいになったデニムでつくった生地を、アパレルブランドをやっているに立ち向かいながら、「これで服を作りませんか」と営業を始めます。のと、デニムを縫う技術がないということで、まったく当てはまらなかった。 競合では扱ってもらえないので、今度原点に立って自分たちの技術を使おうということになり、立ち上がったのが
自社ブランド「One-o-Five(ワン・オー・ファイブ)」です。